長野で農業、始めよう!

長野県での就農を決断したら県内のどの市町村で、また何を栽培していくのか計画を立てましょう。
ここでは、計画立案のサポートなる情報を提供します。

就農前後でどんな「壁」があるのかを理解しよう

就農時や就農後には様々な「壁」が現れるものです。
農業経営の開始を決断するに当たっては、「農業が大好き」で「ぜったい夢を実現させる!」という高い意欲を持っていることは大前提ですが、それに加えて「壁はきっと何度も現れるだろう」と強く覚悟しておくことも大切です。

あなたに「農業を通じて〇〇したい」という決してブレない真の目的があれば、壁にへこたれることはないでしょうし、それを乗り越えていくことにやりがいや喜びを感じるはずです。

これまでに就農した方のアンケートから、就農前後で苦労した点をいくつかご紹介します。
※全国新規就農相談センターが平成25年度に実施した新規参入者アンケート(就農後概ね10年以内の方が対象)の結果より

就農時

就農時に苦労した点(複数回答)

就農時に多くの方が「農地の確保」、「資金の確保」、「営農技術習得」に苦労したと回答しました。

<農地の確保>
長野県では就農前に2年間ほど先進農家のもとで実地研修をするのが一般的で、この期間中に受入農家や関係機関(市町村農業委員会やJA等)の協力を得て農地を探すケースが多いです。

<営農技術習得>
先進農家等のもとで一定期間実地研修するのが望ましいです。
研修期間中には、「自分の知識」と「現場の技術」の違いに悩む声も聞きますが、知識を一旦白紙に戻して、受入先の技術を貪欲に学びとることが大切です。就農後は、全てのことを自分で考えて、自分で判断していかなければ「経営」にならないことを意識して取り組む必要があります。

就農に要した費用

就農時の資金借入の有無

<資金の確保>
就農当時40歳未満だった新規参入者が就農時に要した資金の平均額は、設備投資と営農資金の合計で約700万円でしたが、多くの場合自己資金で賄うことができず、何らかの形で借金をしています。

就農に当たっては「現実性のある経営計画を立てる」「機械等は中古導入も検討して投資額を極力抑える」「借金は返済が見込める金額に留める」などは必須事項です。また、「就農準備期間から経営が軌道に乗るまでの生活費」は自己資金で賄えることが必要です。国、自治体、JAなどの支援制度を活用する場合でも、給付されたお金が全て生活に費やされる用では順調な就農は望めません。

就農後

経営面の現在の課題(複数回答)

生活面の現在の課題(複数回答)

<就農後の課題 「所得」「技術」「資金」「労働力」の不足>
所得(≒利益)が増えなければ資金力は備わりません。所得を増やすためには、技術向上はもちろん、ムダのない資材投下、労働力確保と効率的配分、販路の確保、施設機械を長持ちさせる管理、作業者の安全や健康管理など、すべきことは多々あります。ここが、「自分で経営の采配を振る」「やり方次第で儲ける」ための、手腕の磨きどころです。

<生活面の課題 「休暇が取れない」「労働がきつい」>
「適期に適確に」作業するのが農業の基本なので当然ですが、効率良く作業をこなせるような段取り技術を身に着けることも重要です。
その他、人付き合いに起因する課題も挙げられていますが、地域コミュニティーに全く馴染めそうもない、という人は農業への道は諦めましょう。


他にも就農に際しての様々な課題・壁を解説しています。

決断する上でもう一度確認しよう

「農業を始める」ということは、創業して「経営者になる」ことを意味します。決断をする前に、もう一度チェックしてみましょう。

農業のリスクや厳しさを理解していますか?

  • 農業を始めるには、かなり大きい金額の投資が必要です。
  • 経営が軌道に乗るまでには年数がかかり、その間の生活費がなければ農業を続けられません。
  • 霜・ひょう・暑さや寒さ・台風・大雪などの気象災害、予期せぬ病害虫の発生、鳥や獣による被害など様々なリ スクがあり、時として大被害になることもあります。
  • 農産物の市場価格変動、生産資材や燃油コストの高騰、による所得の減少などもあります。
  • 品質の良いものが生産できても、簡単には望む価格で買ってもらえません。

家族の理解と協力が得られますか?

  • 農村への移住により、子供の転校、住み慣れた場所との別れ、気候の違い(最近は猛暑の夏もしばしばで、冬は寒いです)、都会とは異なる不便さなど、家族にとっても大きく環境が変わることになります。
    → 激変する環境を受け入れられるか家族でしっかり話し合い、理解と同意を得ることが欠かせません。
  • 農業は一人より二人の方が格段に作業の効率が良く、また、精神的につらいときも支え合うことができます。逆に、一人だと作業も経営も負担が相当大きくなります。
    → 自分だけでなく、パートナーも農業の楽しさやリスクを理解し、一緒に農業をやることが理想です。

農村社会で暮らせますか?

  • 農村には古くからの伝統やしきたりが残っており、農作業以外にも様々な行事や共同の作業が行われます。地域の人が当たり前と思うことがあなたにはそう感じられない場合もあるでしょう。
    → 地域の人と上手に暮らしていくためには、積極的に行事や作業に参加してみて、コミュニケーションをとることが大切です。

農業を始める信念がありますか?

  • 「今の仕事が合わないから」、「都会ではなく大自然の中で生活したいから」などの理由だけでは農業経営を継続していくのは困難です。
    経営を始めるには、「自分は〇〇したいから農業じゃなきゃダメなんだ」という「信念」を持っていることが必要です。この「信念」が、思い通りにならないことがあっても克服し、理想の実現に向かって進む原動力になりま

最後にもう一度、「自己就農適性診断」もご活用ください。

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