先輩就農者インタビュー

独立起業の夢、農業で着々
遠藤清和さん

レタス、キャベツ、ハクサイなど塩尻市 ・ JA洗馬

独立起業の夢、農業で着々

生まれも育ちも東京都という遠藤清和さん。大学を卒業してシステムエンジニアとして入社した都内の会社に勤めて16年余。40歳を迎えるころ、組織の一員としてサラリーマン生活を終えることに疑問を持ち始めたと言います。

「自然に携わる仕事がしたいと思い、独立して起業するなら農業の可能性が一番大きいと感じていました」。そこで都内で開かれた就農フェアに参加。出合ったJA洗馬の縁で2017年、塩尻市に移住。同JAの野菜生産子会社「ドリームファーム洗馬」に就職し、実地に生産技術を学び、のれん分けの形で20年に独立しました。

同JAの主産であるレタスを中心にキャベツ、ハクサイなど露地物の野菜を幅広く手掛けています。

1ヘクタールほどの畑で、一人でどこまでできるか試した1年目。収穫はあったものの、折からのコロナ禍で外食需要が消えるなど野菜の価格は低迷し、収支は「散々」の結果に。それでもパートを3人確保し臨んだ2年目は「まあまあ」の出来。同じ態勢で3ヘクタールまで拡大した3年目の今年は、市場価格を意識した出荷を心掛け、より収支を改善しました。

来年は新卒でフルタイムの従業員を確保。法人化など、さらなる飛躍に向けて着々と布石を打っています。

「正直な話、サラリーマン時代に比べたら現在の収入は“まだまだ”です。それでも、いずれはやり方によっては農業でも稼げることを示したいと思っています。そうでなければ、農業に人を呼び込むことはできないのでは」

人生のかじを自らの手に取り戻し、思い通りに作物をつくる未来を描く遠藤さん。移住直前に生まれ、洗馬で育った娘さんが興味深そうに見守っていました。

PROFILE

遠藤清和(えんどう きよかず)さん

東京都出身。大学卒業後はシステムエンジニアとして都内の会社に16年間勤務。2017年に塩尻市へ移住。レタスを中心にキャベツ、ハクサイなど露地物の野菜を幅広く手掛ける。

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