先輩就農者インタビュー

農作業も家事も夫と二人三脚
秋元夏姫さん

アスパラガス、ズッキーニなど木島平村 ・ JAながの

農作業も家事も夫と二人三脚

秋元夏姫さんは出身の木島平村で30代最後の春、2021年5月に就農しました。以前は夫・真一さんの出身地・京都府で、家業の製造業に従事。折からの新型コロナウイルス禍で、受注が減り、「自ら仕事を生み出せない下請け」の閉塞感も手伝い、夫婦での転身を決断しました。

選択肢として挙がったのが農業。大阪で新規就農者向けのフェアがあると聞けばそろって参加。出展されていた全国のブースを回ったそうです。結局「生まれたところに来るのが手っ取り早いのでは」との判断でUターンしました。

「京都にいた頃、送ってもらっていたアスパラガスのおいしさが印象に残っており、自分たちも、と思ったのが始まりです」と秋元さん。ところが、アスパラガスは植えてから収穫できるまでには2~3年かかる作物。「事前に知っていたら別の作物だったかも」と苦笑いします。

最初の栽培は夏になると病気(茎枯れ病)がまん延。収入の足しに、と始めたズッキーニの収穫とも重なり、病気の茎を切り取る作業を暗くなるまで続けるはめに。バーナーで畑を焼く土壌消毒を実行するなど対策に奮闘。翌春の初出荷につなげました。「防除の大切さが身にしみました」と振り返ります。

慣れない農作業でしたが、真一さんとは一緒に製造業を営んでいたこともあって「女性だから、男性だから、という形で仕事を囲わず、誰でも同じ仕事ができる状態をつくりたいと考え、実行していることも助かっています」と語ります。「食事を作るのもメインは旦那ですから」とも。

挑戦は始まったばかりですが、真一さんはよく語るそうです。「下請けでは技術や知識をなかなか教えてもらえませんが、農業では周りの農家をはじめJAや県の支援センターの職員が親切に教えてくれます。良い商品を作ればJAに出荷できるし、道の駅などに並べて売ることもできます。こんなにいい仕事はありません」。秋元さんも「深く共感する」と言います。

並行して花き栽培にも挑戦。一昨年からは村の農業委員を務めるなど活躍の場を広げています。

PROFILE

秋元夏姫(あきもと なつき)さん

秋元さんは木島平村出身。コロナ禍を契機にUターン就農。一昨年から木島平村の農業委員。

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