先輩就農者インタビュー

ストレスフリーな生活
宮沢みえさん

野菜・花苗、鉢花 ほか長野市

ストレスフリーな生活

「辛いと感じることはほとんどないですね」と、にこやかにほほ笑むみえさんは、4人の男の子の母親で、現在、第5子を宿しています。
就農当初、繁忙期に全く休みがないのが辛かったそうですが、すっかり慣れたここ数年は、繁忙期の後、まとまった休みをとって旅行に行くことが、大きな楽しみになりました。
最近は沖縄旅行がお気に入りだそうですが、出産を控えた今年は「温泉かな」と、幸せそうです。
自然が大好きなみえさんは、大学時代、長野の山小屋でアルバイトを経験。
その後も機械メーカーに就職し、県内の営業所に勤務します。
そこで出会ったのが、農家9代目の裕一さん。
いつか農業に携わるという夢が、結婚によって実現することになりました。
「私の祖父母も伊那の方で兼業農家をしています。土に触れることにまったく抵抗ありませんでした」。
困った時は、近くに住む夫の両親が助けてくれます。
また、裕一さんも家事や育児を進んでやってくれるといいます。
「サラリーマン時代のようなプレッシャーがない分、日々の暮らしにストレスを感じないんです」。

みえさんと裕一さんがともに営む宮沢農園では、お客様と直接触れ合うことを大事にし、生産する品のほとんどが直売です。
野菜や花など約200種類もの夏用の苗類は、毎年5月20日頃には売り切ってしまいます。
「今年はいちご苗(章姫)も作っています。いろいろ試すことが形になるのが楽しいですね」。
初夏には冬に向けたシクラメンの鉢上げ作業がスタート。
裕一さんがペットボトルを改造して作った穴開け機を使い、楽しそうにシクラメンの植え替え作業を進めていきます。
家事、育児、仕事のすべてを軽やかにこなすみえさんの目下の悩みは「強いていえば、長男が外で遊ばず、ゲームばかりしていることかな」。
笑顔が絶えないご一家の様子がうかがえました。

PROFILE

宮沢みえ(みやざわ みえ)さん

長野県出身、東京育ち。大学在学時に長野の山小屋でアルバイト。卒業後東京の機械メーカーの営業として、長野県松本営業所に勤務。裕一さんとの結婚を機に就農。四児の母。

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