先輩就農者インタビュー

小谷村の農業を守り、発展させたい
福永朋子さん

野菜、米小谷村

小谷村の農業を守り、発展させたい

「小谷村の自然、人、文化とともに、心も身体も元気になれる野菜を育てたい」という思いを胸に、単身で小谷村(伊折集落)に移住したのが2016年の11月。小谷村には大学時代に卒業論文を書くためのフィールドワークで1年間、お世話になっていました。

「ここは自然が豊かで、人が優しくて、昔ながらの暮らしが守られているので、そこに魅力に感じました」。

朋子さんは40アールほどの圃場を借り、そこでレタス、キュウリ、ピーマン、ズッキーニなど、多品目の野菜を一人で育てています。
小谷村に就農してまだ日が浅く、育てている野菜が無事に収穫でき、商品になるのかという不安もかかえる朋子さんですが「小谷村では農業だけで生計を立てている人が少ないので、農業でちゃんと暮らしていけることを証明するためにも、私は頑張ります!」と意欲的。

朋子さんは自分の圃場以外に、地元集落の組合(伊折生産組合)に加入し、そこで組合の仲間と共同で野菜(ミニトマトなど)や米作りにも取り組んでいます。
組合では築150年の古民家を再生した「ゆきわり草」という宿泊施設を運営しており、朋子さんもこの施設でお手伝いをしています。
「自然とともに寄り添う暮らしを私自身が実践し、世の中の生きにくいと感じている人たちがこの場所を訪れて、何かを感じとって一歩前に踏み出すきっかけになってもらえたら嬉しいです」。
また、「次にここに来る人のために、この土地を、この生活をずっと守り続け、小谷村の農業がもっと発展することを願っています」と熱く語ってくれました。

PROFILE

福永朋子(ふくなが ともこ)さん

東京都出身。東京の農業系大学を卒業後、県内の農園に勤務。そこで野菜作りのノウハウを学び、2016年11月に小谷村(伊折集落)に単身で移住。自ら農業経営(水稲、野菜)をスタート。

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